LAN=インターネットと考えている方は多いと思いますが、実は違います。
LANとは、Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の頭文字を取った言葉です。
「ローカルエリア」とは、1つの建物の中や同一の敷地内など、比較的狭い限られたエリアを表わします。
たとえば、家庭、会社、などです。
次に続く「ネットワーク」は、様々な意味を持つ言葉ですが、
ここでは、複数のパソコンが接続された通信網を表わします。
家庭を例にしてみます。
最近では、1人に1台パソコンをお持ちのご家庭が多くなりました。
1回線しかインターネットの契約はしていないのに、家族全員がそれぞれのパソコンで
インターネットに接続できるのは、「家庭内LAN」という一つの通信網が構築されているからです。
インターネットとは、「家庭内LAN」と「プロバイダ内LAN」を繋ぐ事です。
LANとLANをつなぐネットワークはWAN(Wide Area Network)と呼びます。
WAN=インターネットなのです。
インターネットにつながっていないLANでは何ができるのでしょうか。
LANに接続された機器同士は、通信を行うことができます。
これを利用して、パソコンなどに保存されているデータを共有することができます。
データを保存しているパソコンで共有設定を行えば、他のパソコンからもそのデータへアクセスできます。
プリンタが接続されているパソコンで共有設定を行えば、他のパソコンでもそのプリンタを利用することができます。
写真や動画など大量のデータを保存するためのデータ記憶装置(サーバー)を設置すれば、データを個々のパソコンではなく、共有の記憶装置に保存しておいて、必要に応じてアクセスすることができます。
(クリックで拡大図が見られます)
このように、監視カメラやデータサーバー、各居室のパソコンを繋ぐことによって、
全てのデータを共有することが可能です。
部屋にいながらにして監視カメラの映像が確認できたり、データ化した過去の書類を確認する、
といったことができます。
ネットワーク対応の家電製品を繋げば、娯楽設備としての利用も考えられます。
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機器同士をつなぐ通信ケーブルは通常、LANケーブルと呼ばれる物を使用します(電話線より一回り大きいRJ-45コネクタが付いています)。しかし、LANケーブルが既設されていれば問題ないのですが、新たに敷設するとなると、多くの手間と費用がかかってしまいます。 |
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そこで、すでに各部屋を結んでいるTVアンテナ線、つまり、同軸ケーブルを使って、ネットワークを構築してみようと考えました。
アンテナ線を辿っていけば必ず1ヶ所に集まりますから、それぞれの端末に通信機器をつなげば、ネットワーク構築できるということです。
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(クリックで拡大図が見られます)
アンテナ線を使って、各部屋のパソコンは同一ネットワークに接続されます。
だから新たにLANケーブルを敷設する必要がありません。
全てのパソコン同士でデータの共有が可能ですが、用途に応じて全ての子機、
あるいは特定の子機同士の通信を、禁止するようにも設定できます。
もちろん、テレビを観賞しながら、パソコンでデータ通信する事も可能です。
テレビ信号に影響を与えないフィルターを内蔵しています。
データ信号の周波数帯域(2~28MHz)を使用しているので、テレビ側の通過帯
域と重なりません(70~2602MHz)
FM、VHF/UHF、BS、CS/ 110°CS放送まで対応可能です。
(クリックで拡大図が見られます)
担当:宮嶋
当社では、アンテナの設置・取り付け工事からその後のサポートまで
長年の実績があり、幅広く対応しております。
船舶のアンテナをお探しの場合は、是非一度 お問い合わせ下さい。
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